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メイド イン ジャパンの新勢力。遊べる腕時計「Knot」の魅力に迫る

2018.06.26

メイド イン ジャパンの新勢力。遊べる腕時計「Knot」の魅力に迫る
スイスのライバルとして鎬を削る日本の時計産業。セイコーやシチズン、カシオといった巨大メーカーは世界的にも有名ですが、今回紹介したいのは東京都心の喧騒から離れた吉祥寺生まれの小さな時計ブランド「Knot」。

日本では約80年ぶりに登場した時計の量産ブランドであり、“メイド イン ジャパン”にこだわることで国内外のメディアを騒がしています。そんな「Knot」の尽きない魅力を探っていきましょう。

逆境からスタートした、時計をめぐるおとぎ話

逆境からスタートした、時計をめぐるおとぎ話
北欧時計の輸入代理店を経営していた遠藤弘満さんが、小さな時計ブランド「Knot」を立ち上げたのは2014年のこと。目指したのは高品質な時計をクオーツモデルなら5万円以下、機械式でも10万円以下と、他の日本製品の半額程度の手に入れやすい価格で提供することでした。

逆境からスタートした、時計をめぐるおとぎ話2
「腕時計というのは、ユーザーと一緒に時を過ごしていくもの。だから品質と安心感のためにも、“メイド イン ジャパン”にこだわりたかった。しかし日本の時計関連工場は、大手メーカーからの発注で手一杯。しかも規模も小さいのでなかなか受け入れてもらえなかったですね」

逆境からスタートした、時計をめぐるおとぎ話3
しかし根気よく探し続けることで、世界最高水準の精密金属加工技術を誇る福島のメーカーから、ストラップを製作する東京の下町にある小さな工場まで、時計を作るためのパートナーが揃いました。

逆境からスタートした、時計をめぐるおとぎ話4
こうしてムーブメントもケースもストラップも、すべてがメイド イン ジャパンの時計ブランド「Knot」がスタートしたのです。

逆境からスタートした、時計をめぐるおとぎ話5
「日本の時計消費者は、とても目が肥えています。ですからとにかく品質重視。クオリティコントロールも徹底しています。品質以上の価値を追求したいんです」。

その信念がKnotを支えています。

時計を楽しむ。それが大切。

日本時計の品質の高さは世界的にも知られていますが、その一方で大手ブランドが強いので、個性という点では少々物足りないのも事実。しかしそこにKnotは商機を見出しました。

時計を楽しむ。それが大切。
「スマートフォンの登場によって、時計は“見る道具”から“見られる道具”に変化しました。そう考えたとき、ケースとベルトの組み合わせに自由度がないのは面白くない。コーディネートも時計の楽しみ方の一つであるべきなのです。だからKnotの時計はシンプルに徹し、ストラップを組み合わせる“カスタムオーダー”を楽しめるようにしました」

実はこのシステムは海外ユーザーからも好評。自分好みのスタイルを探し、腕時計をアクセサリー感覚で楽しんでいるそう。

時計を楽しむ。それが大切。2
「ストラップには京都宇治のくみひも、山梨の傘生地、岡山の畳縁、福井の織物など日本文化をモチーフにしたデザインや素材も多い。これらは地方の優れた生産者をサポートするMUSUBUプロジェクトから生まれたものです。Knotには結ぶという意味がありますよね。Knotはメイド イン ジャパンで世界を結びたいのです」

ギャラリーショップは“経験”を楽しむ場所。

Knotの時計やストラップはインターネットでも購入できますが、可能であれば是非とも日本のギャラリーショップを訪ねてみてはいかがでしょう。ここにはたくさんの時計とストラップが用意され、自分で手を動かしながら最高の組み合わせを探すことができるからです。

ギャラリーショップは“経験”を楽しむ場所。
ギャラリーショップは“経験”を楽しむ場所。2
「Knotの時計は非常にオーソドックスですが、そこに自分流の“+α”を加えることができます。最近は、既に時計を所有するユーザーが新しいストラップを探しに来店することも増えました。ストラップのバリエーションは拡大していますし、材料の関係でごく少量しか作れない限定ストラップもあります。しかし何よりも大切なのは、自分好みの時計を作るという経験を楽しんでもらうことですね」

ギャラリーショップは“経験”を楽しむ場所。3
インターネットで何でも買える時代だからこそ、あえて脚を運んで自分で選ぶという経験が思い出になります。一緒に時間を過ごす特別な時計というのは、こうやって出会うモノなのではないでしょうか。

ギャラリーショップは“経験”を楽しむ場所。4 株式会社Knot代表取締役社長 遠藤弘満さん
東京都出身。時計の正規輸入代理店をへて、北欧ブランドの時計代理店を発足。2014年にメイド イン ジャパンの量産時計ブランド「Knot」を設立。吉祥寺を拠点に、世界へと時計を発信している。

(文:篠田哲生、撮影:阿部栄一郎)

品揃えや外国人対応なら表参道や心斎橋店、ディープな体験なら吉祥寺へ

Knotのギャラリーショップは日本国内に7店舗、台湾に2店舗、タイ、シンガポール、ベトナムにもあります。日本国内の店舗はすべて免税対応ですが、そのなかで特に東京の表参道店と大阪の心斎橋店は品揃えや外国人対応が充実しています。

品揃えや外国人対応なら表参道や心斎橋店、ディープな体験なら吉祥寺へ
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「表参道ギャラリーショップ」
●東京都渋谷区神宮前4-21-7 エスパス表参道 1F
●03-6447-0670
●11:00-20:00(不定休)

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「心斎橋ギャラリーショップ」
●大阪府大阪市中央区南船場4-6-6 1F
●06-4963-2525
●11:00-20:00(不定休)

ただ、せっかく日本へ来たのであれば、本拠地の吉祥寺に訪れるのも楽しい思い出になるかもしれません。にぎやかな吉祥寺駅前から少し離れた住宅街の一角にあるギャラリーショップ、そしてそこから徒歩数分の位置にメンテナンスなどを対応するファクトリーショップもあります。

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「吉祥寺ギャラリーショップ」
●東京都武蔵野市吉祥寺本町2-33-8 ラ・リュエル吉祥寺1F
●0422-27-6360
●11:00-19:00(不定休)

品揃えや外国人対応なら表参道や心斎橋店、ディープな体験なら吉祥寺へ7
ちなみに吉祥寺ファクトリーショップは2018年10月、本社とともに近所に移転予定。新しいファクトリーはビルの1階のガラス張りのスペースになるそうなので、Knotファンには楽しみが増えそうです。

このほかKnotのギャラリーショップは以下の街にあります。詳細はホームページをご参照ください。

日本:横浜元町、星ヶ丘(名古屋)、神戸元町、福岡天神
台湾:台北、台中
タイ:バンコク
シンガポール:チョンバル
ベトナム:ハノイ

「Knot」
http://knot-designs.com/

※2018年6月1日現在の情報です。詳細は直接お問い合わせの上おでかけ下さい。

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