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世界遺産 仙巌園・尚古集成館 鹿児島 – 薩摩藩発祥のくにを訪ねて

2017.12.01

2018年のNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』の舞台である九州最南部・鹿児島。今回は2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産の一つとして世界遺産に登録された「仙巌園」と「尚古集成館」を中心に、鹿児島の見どころをご紹介します。

世界遺産 仙巌園・尚古集成館 鹿児島 – 薩摩藩発祥のくにを訪ねて

鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」

鹿児島市街地の海岸沿い、現在も活動を続ける活火山・桜島を望む「仙巌園」は当時最強を誇った薩摩藩主・島津氏の別邸として1658年に創建。桜島と鹿児島湾を借景とする造園法が用いられた見事な庭園のほか、5万㎡を超える広大な敷地には、池や小川、神社、茶室などが点在しています。

鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」2
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」3
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」4
庭園中央の「御殿」は、藩主の本邸として使われた建物で、内部の装飾に日本、中国、西洋の文化の融合を見ることができます。梁と柱を結合する「釘かくし」には、中国で幸運のシンボルとされるコウモリがモチーフとして使われています。日本の建築では非常に珍しく、他にも全12ヶ所に様々な釘かくしが用いられ、これら細部の遊び心も見どころの一つとなっています。
また、ロシア、英国など列強の王族が訪れた謁見の間(応接室)では、シャンデリアの下、洋食のディナーが供されたとか。自由な文化の交流や融合は、島津一族の往時の先進性や国際性の豊かさ、影響力の高さを表しています。

鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」5
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」6
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」7
鹿児島の味

仙巌園では、園内の2つのレストランで鹿児島ならではの味を楽しむこともできます。地元で揚がった鯛や黒豚料理をいただきながら、藩主がどんな風に湾を眺めていたか、思いを巡らせてみては?

鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」8
小腹が空いていたら「ぢゃんぼ餅」がおすすめ。2本の棒で串刺しにされた餅を軽く炙り、醤油や味噌で味付けした地元で人気のおやつです。2本の棒は侍の2本の刀を象徴すると伝えられています。

鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」9
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」10
鹿児島のシンボル・桜島を望む見事な日本庭園「仙巌園」11

産業革命の貴重な資料を数多く展示「尚古集成館」

日本はアジアで唯一、1800年代後半に起きた産業革命を再現できた国と言われています。仙巌園に隣接した「尚古集成館」では、なぜそれを成し得たか?がわかる貴重な資料を多数展示。近代日本の産業化の発展に影響を与えた、島津家の800余年の国際関係を見てみましょう。またこの資料館は1865年建造の日本最古の機械工場の建物を再利用しており、歴史的にも大変貴重とされています。

産業革命の貴重な資料を数多く展示「尚古集成館」

職人の手仕事から生まれる地元の銘品「磯工芸館・薩摩切子」

色鮮やかな「薩摩切子」は、集成館の近代化プロジェクトの一環として、江戸時代に誕生しました。透明のガラスに厚い色ガラスに重ね、その後色ガラスを様々な模様にカットすることで、下の透明のグラスが顔を出す、という仕組み。すべての工程が職人の手仕事によるもので、その熟練の技は、仙巌園に隣接した「磯工芸館」の工房で見ることができます。

職人の手仕事から生まれる地元の銘品「磯工芸館・薩摩切子」
職人の手仕事から生まれる地元の銘品「磯工芸館・薩摩切子」2
職人の手仕事から生まれる地元の銘品「磯工芸館・薩摩切子」3
「仙巌園・尚古集成館」
●099-247-1551
●鹿児島市吉野町9700-1
●8:30-17:30
●無休
●入場料 大人:1,000円、こども(7-15歳):500円
 入場料+御殿入館 大人:1,600円、こども(7-15歳):800円
●公式サイト http://www.senganen.jp/
薩摩切子オンラインショップ https://shop.satsumakiriko.co.jp/
ツイッター https://twitter.com/senganen
フェイスブック https://www.facebook.com/SHIMADZUsenganen/
インスタグラム https://www.instagram.com/sengan_en/

※2017年10月20日現在の情報です。詳細は施設に直接お問い合わせの上おでかけ下さい。

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