シリーズ「日本の世界遺産」「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

2017.10.05

2017年7月、日本で21番目の世界遺産として、九州・福岡県の「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が登録されました。これは、宗像市、福津市内にある宗像三女神を祀る宗像大社信仰や、大宮司家宗像氏にまつわる史跡・文化財を対象にしたもので、8つの構成資産からなります。ここではその見どころと、このエリアのお土産選びにオススメの「道の駅むなかた」を紹介します。福岡空港から宗像大社最寄りの東郷駅までは電車で約40分。福岡や博多の街歩きと、趣の異なる遺産群観光をぜひ併せて楽しんで。

宗像大社沖津宮遙拝所

8つの構成資産の位置関係(福岡県宗像市、福津市)


「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の8つの構成資産は、宗像市沖ノ島の宗像大社沖津宮(おきつみや)、小屋島、御門柱(みかどばしら)、天狗岩、大島にある宗像大社中津宮(なかつみや)、宗像大社沖津宮遙拝所(ようはいじょ)、本土の宗像大社辺津宮(へつみや)、福津市の新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやまこふんぐん)からなります。宗像大社辺津宮と中津宮、沖津宮を結んだ先には韓国の釜山があり、日本と韓国との活発な交流が進んだ古代から発展し、生きた伝統が今日まで継承されていることを物語っています。この世界遺産のガイダンス施設として、宗像大社辺津宮近くの「海の道むなかた館」では、宗像の悠久の歴史と文化に触れることができます。

三女神を祀る宗像大社(宗像市)

日本最古の歴史書とされる「古事記」や奈良時代に成立した歴史書「日本書紀」によると、日本神話に登場する神の天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)のもとに誕生した三女神、 田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が、宗像より朝鮮半島に向かう古代海路「海北道中(かいほくどうちゅう)」に降臨したとされ、以降、三女神が国家の守護神として崇敬されています。


沖ノ島/宗像大社沖津宮(宗像市沖ノ島)


沖ノ島は玄界灘のほぼ真ん中に浮かぶ絶海の孤島で、「宗像大社境内」として島全体が御神体です。田心姫神を祀る沖津宮が鎮座し、辺津宮より神職が10日交代でたった一人で奉仕するほか誰も上陸することができず、女人禁制、一木一草一石たりとも持ち出すことを禁ずる、といった独自の掟がいまでも厳重に守られています。


宗像大社中津宮、宗像大社沖津宮遥拝所(宗像市大島)


宗像本土より沖合11kmに浮かぶ大島には、島の南西岸に海を隔て、辺津宮と向かいあって鎮座する宗像大社中津宮があり、湍津姫神を祀っています。島の北側には沖津宮遥拝所があり、天気の良い日にはここから遥か沖ノ島を望み、参拝することができます。大島へは神湊からフェリーや旅客船で渡ることができます。


宗像大社辺津宮、宗像大社神宝館(宗像市田島)


海岸から釣川をおよそ3km内陸部へ遡ったところに鎮座する総社が、市杵島姫神を主神とする辺津宮です。広大な神苑には本殿を中心に儀式殿、高宮祭場、第二宮・第三宮、 神宝館、祈願殿などが点在しています。本殿の参拝のあと、ぜひ訪れたいのが神宝館です。沖ノ島で発掘され、すべて国宝に指定されている約8万点の神宝をはじめ、貴重な展示品からは、それぞれの時代で懸命に生きた先人の想いを感じることができます。

5世紀頃の純金製指輪

神鏡

金銅製龍頭など祭礼に使用された豪華な宝飾も展示

「宗像大社」
●0940-62-1311(代)
●福岡県宗像市田島2331
http://www.munakata-taisha.or.jp/

お土産選びは人気の「道の駅むなかた」で。(宗像市江口)


玄界灘の荒波で揉まれた活きのいい鮮魚などの海産物と、宗像の自然で育まれた農産物を豊富に取り揃えていることで全国的にも人気の道の駅です。特に鐘崎漁港をはじめ、神湊、大島、地島の各漁港から直送される鮮魚は大人気。お土産にはわかめや海苔の加工品や地元で収穫されたお米で作るシフォンケーキなどがオススメです。ショッピングとともに併設の食堂で、ここならではの鮮魚グルメを味わいましょう。



乾燥わかめ(25g)460円 、わかめスープ(100g)680円 、あお海苔佃煮(110g)380円

宗像わかめんべい(16枚入り)650円、宗像あなごめんべい(12枚入り)540円、地島天然わかめみそ汁(1コ)190円

おふくろ食堂はまゆうの「鯛ブリイクラ丼」1,090円

JAむなかた米粉パン工房姫の穂の「米粉シフォンケーキ」 800円

「道の駅むなかた」
●0940-62-2715
●福岡県宗像市江口1172
●8:30-17:00(6月-9月)、9:00-17:00(10月-5月)
●第4月曜、8月15ー17日、12月31日-1月5日休み
http://www.michinoekimunakata.co.jp

※2017年9月11日現在の情報です。詳細は施設に直接お問い合わせの上おでかけ下さい。

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