トロッコ列車に乗ってどこまでも 西日本編

2017.07.25

日本の旅行は急ぐばかりではありません。窓のない客車に揺られつつ、渓谷の冷風を感じたり、草原の緑の匂いを胸一杯に吸い込んだり。黒部、京都、阿蘇をゆったり走るトロッコ列車で旅の風情や移動時間を愉しみましょう。

廃線が生まれ変わった京都の観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」






電化・複線化に伴い廃止された山陰本線旧線7.3kmが、貨車改造のトロッコ客車を使った観光鉄道に。トロッコ保津峡の渓谷美を眺めつつ、京都の名勝・嵐山へ。トロッコ嵯峨駅前にはD51型蒸気機関車など19世紀の科学技術や芸術を展示した「19世紀ホール」もあります。トロッコ嵯峨駅隣接の嵯峨嵐山駅へはJR京都駅から電車で15分とアクセスも良好。京都観光プランに組み込みやすいのも魅力です。

●嵯峨野観光鉄道
●075-861-8511
https://www.sagano-kanko.co.jp/
●運賃:620円(全車指定席)。リッチ号(5号車・窓ガラスの無い車両)以外は乗車1ヶ月前から前売り乗車券も発売

今もエネルギー開発を支える峡谷の鉄道「黒部峡谷トロッコ電車」




北アルプスから日本海に注ぐ黒部川沿いに、電源開発のために作られた鉄道。周辺には黒部ダムや立山黒部アルペンルートなど、日本を代表する観光スポットも盛りだくさん。現在も観光用だけでなく電力会社の専用列車も走っています。片道約1時間20分の沿線には岩壁や鉄橋が続き豪快な眺め。車両は普通の鉄道より小さく、窓ガラス無しと窓ガラス付きが選べます。

「黒部峡谷トロッコ電車」
●黒部峡谷鉄道 予約・お問合せ 営業センター
●0765-62-1011
http://www.kurotetu.co.jp/
●平成29年4月20日〜平成29年11月30日運行
●宇奈月〜欅平:片道おとな運賃1,710円(普通客車・窓ガラス無し)、窓ガラス付き特別客車+370円、窓ガラス付きリラックス客車+530円、いずれも定員制。乗車券は乗車日の3ヶ月前から予約可能

阿蘇のカルデラ内を走る「南阿蘇鉄道トロッコ列車 ゆうすげ号」




九州を代表する観光地・阿蘇山に3両のトロッコを2機の小さなディーゼル機関車がはさんで走る列車が運行中。車窓からは阿蘇五岳や外輪山を見渡すパノラマ、白川渓谷などの絶景が続きます。地震被害のため現在は高森駅—中松駅間の7.1kmを約25分で結んでいます。

「南阿蘇鉄道トロッコ列車 ゆうすげ号」
●南阿蘇鉄道
●0967-62-0058
http://www.mt-torokko.com/
●3月18日〜11月30日までの土・日・祝日、および3月18日〜4月9日、4月29日〜5月7日、7月22日〜8月31日運行。
●高森〜中松:運賃790円、15名以上の団体のみ予約可能

※いずれも2017年6月16日現在の情報です。詳細は施設に直接お問い合わせの上おでかけ下さい。

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