ジェイアール京都伊勢丹のイチオシJAPAN #1「梨園染のてぬぐい」

2017.05.30

京都駅にある「ジェイアール京都伊勢丹」は、人気のファッションストアである東京・新宿の「伊勢丹」と、鉄道会社の「JR西日本」が共同で作った百貨店です。古都ならではの味や匠、そして伊勢丹の目利きファッションが勢揃いする店として、京都観光ではぜひ立ち寄りたいショッピングスポット。今回はその中から、お手軽なプチみやげとして、創業145年「戸田屋商店」の「梨園染」のてぬぐいをご紹介しましょう。


左上:「武州玉川」1,944円(税込)
左下:「甲州石班沢」1,944円(税込)
右:「待ちわびて」1,944円(税込)

実用品であり贈答品でもあった「てぬぐい」

日本旅行でのお土産として人気の手ぬぐいは、日本独自の工芸品の一つ。発展したのは17世紀、江戸時代の初め頃と言われています。綿花の栽培が広まって庶民にも手軽に手に入るようになった木綿は着物として活用され、その端切れからも手ぬぐいが作られました。汗をぬぐったり、銭湯で使われたり。現在も手ぬぐいの末端が切りっぱなしになっているのは、ホコリをためず、また乾きが早くなって清潔さを保つためです。
「鏡獅子(菊五郎)」1,620円(税込)

色鮮やかな模様を生み出す染色技術

てぬぐいの豊かな模様は、染色の技術も発展させました。中でも、豊かな色合いと大胆な模様を生み出したのが、明治時代になって発明された本染/ほんぞめ(注染/ちゅうせん)という技法です。一度に多色を使って染め、裏表なくくっきりと染まる本染(注染)は、日本の伝統工芸に指定されています。この本染(注染)の技法を駆使して、一つ一つ熟練の職人が作り上げているのが、今回紹介する梨園染のてぬぐい。型紙を手彫りし、複雑な染色工程を経て、最後にはさみを入れて仕上げるまで、今もほとんどの行程が東京の下町で行われる手作業です。色合いの美しさや、風合いの良さは大量生産では決してできないもの。その名は、別名を「梨園」と呼ぶ歌舞伎界や日本舞踊の世界で現在も愛用されていることから付けられています。


歌舞伎役者を描いた写楽の浮世絵から「市川高麗蔵」1,620円(税込)


歌舞伎十八番の一つ「助六」(桜)1,944円(税込)

歌川広重の代表作から「東海道五十三次・日本橋」1,944円(税込)

伝統と革新、バリエーション豊かな梨園染

伝統の柄を受け継ぐだけでなく、新しい色遣いで生み出したり、逆に現代的デザインを伝統技法で表現したり、梨園染てぬぐいのバリエーションは今も増え続けています。そのままハンカチ代わりに、お土産を包めば包装紙に、頭に巻けば髪留めや帽子代わりに、そして気に入った柄は広げてタペストリーに。気軽なお土産だからこそ、「本物」を選びたい。梨園染手ぬぐいはそんな希望にぴったりの商品です。

「梨園染てぬぐい」
●ジェイアール京都伊勢丹 9F
●075-352-1111
http://www.miguide.jp/kyoto/20160928/selection/
●梨園染てぬぐい(綿100%)

※いずれも2017年4月27日現在の情報です。詳細は施設に直接お問い合わせの上おでかけ下さい

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