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シリーズ「日本の世界遺産」沖縄の首里城を訪ねる

2017.03.23

琉球王国は450年にわたり日本の南西諸島に存在した王国。2000年、当時の特色がよく表れているグスク(城)や御陵などが「琉球王国のグスク及び関連遺産群」(ryukyuokokunogusukuoyobikanrenisangun)として世界遺産に登録されました。今回は首里城を中心に那覇周辺の代表的なスポットをご紹介します。

琉球王国のシンボル「首里城」

琉球王国のシンボル「首里城」
沖縄のシンボルでもある、鮮やかな朱色が美しい首里城。中国や日本、東南アジアとの盛んな交易を通して、琉球王国独特の文化が形成されました。その王国の政治や経済・文化の中心を担ったのが首里城です。琉球王朝時代の建物は、首里城正殿を含め全て西向きに作られているのが特長。これは琉球の宗主国である中国に敬意を表すためだったと言われています。

琉球王国のシンボル「首里城」2
正殿は木造3階建て、中国の宮廷建築と日本の建築様式を取り入れた琉球独特の建築技法で建てられました。1階は「下庫理(しちゃぐい)」と呼ばれ、主に国王自ら政治や儀式を執り行う場所でした。2階は王妃や女官たちが利用した「大庫理(うふぐい)」と呼ばれる間で、こちらでも様々な儀式や宴会などが開かれたといわれています。

●首里城
●沖縄県那覇市首里金城町1-2 首里城公園内
●098-886-2020
●7月第1水曜とその翌日休み
http://oki-park.jp/shurijo/

旅の道中の安全を祈願した「園比屋武御嶽石門(sonohyanutaki)(そのひゃんうたきいしもん)」

旅の道中の安全を祈願した「園比屋武御嶽石門(sonohyanutaki)(そのひゃんうたきいしもん)」

旅の道中の安全を祈願した「園比屋武御嶽石門(sonohyanutaki)(そのひゃんうたきいしもん)」2
首里城正殿に行く途中に見えるのが「園比屋武御嶽石門」(sonohyanutaki)。「御嶽(うたき)」とは、神が存在する場所、祖先を祀る聖域として信仰の対象となる琉球王朝ゆかりの聖地のこと。守礼門脇にある石門と周辺一帯の森は御嶽と呼ばれ、王朝時代、国王が城外に出かける際、旅の安寧をこの石門で祈願したと伝えられています。日本と中国の様式を取り入れた沖縄独特の石造建築で、現在でも多くの人が安全祈願などの参拝に訪れるパワースポットです。

●園比屋武御嶽石門
●沖縄県那覇市首里真和志1-7 首里城公園内

精巧な石彫りに護られた陵墓「玉陵(tamaudun)(たまうどぅん)」

精巧な石彫りに護られた陵墓「玉陵(tamaudun)(たまうどぅん)」

精巧な石彫りに護られた陵墓「玉陵(tamaudun)(たまうどぅん)」2
首里城近くの琉球王家の御陵。「御陵」とは歴代国王や王族のための墓のことで、祖先崇拝信仰の強い琉球では、墓を立派に造る傾向がありました。王が亡くなると中室に遺体を数年安置します。骨だけになると洗骨し、王と王妃は東室、その他の王族は西室に納骨されました。欄干には鳳凰や龍や獅子、睡蓮などの精巧な石彫が施されています。

●玉陵
●098-885-2861
http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/kyouikubunkazai/bunkazai/


※いずれも2017年2月6日現在の情報です。詳細は施設に直接お問い合わせの上おでかけ下さい

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